人間万事塞翁が馬


さてどうも。昨日は3月11日で、クソッタレ震災から1年が経過だそうです。1年経つのも早いもんです。

ごちゃごちゃ辛気くさい事をかくのも嫌なんですが、やはり未曾有の大災害だったということと、運が悪いことにその大災害の中心が自分が生まれ育ち、その日まで暮らしていた地だったということもあり、どうしても辛気臭くならざるを得ませんね…。

見慣れた風景は変わり果て、友人や世話になった人もたくさん亡くなってしまいました。
自分自身、11日は仙台に出張にきていたため、石巻の自宅へ戻れたのは5日後でした。断片的な情報と写真からは、家族全員助からなかったんじゃないかという不安しか浮かばなかったし、それに加えて原発が云々でもう生きた心地がしませんでした。

幸い、ペットの犬1匹を除いて家族は全員無事だった(とはいっても皆それぞれ分断された場所で危なかった)のでそれは良かったです。
で、家に戻ってから自分が仕事を再開するために仙台に引っ越すまでの3週間、水も電気もない中、毎日数発のでかい余震がある度に津波を警戒したりして、毎朝睡眠から覚めると「お、生きてた」などと思う生活を送っていたわけで、正直人生観が変わりました。(電気・水道が復旧したのはその一ヶ月半後の5月中旬です)



人間なんぞいつ死ぬかわからない。歩道を歩いていても暴走車に轢き殺されるかもしれないし、ある日突然心臓発作で死ぬかもしれない。ましてや、日本にいる限りは地震のリスクは避けられない。


となれば、やりたい事をやって後悔することなく生きるのが一番だ。と思ったわけです。
「こうなったらいいな…」と思うならば、待たずに自分でそうなるようにする。
「◯◯はこうであるべき」と思うならば、自分の手でそうなるべく行動する。
「ああしたい、こうしたい」と思うならば、そうする。

いつか時期が来たら、と夢想していれば、その内に死んでしまうかもしれないわけです。勿論なんでもかんでも出来るわけではないので、そこは好きな事に絞ることが必要ですが。

2011年3月17日、被災生活中に部屋に充電したまま置いてあった3DSで遊んだ時、不安と死の恐怖でいっぱいだった頭がパーッと軽くなったとき、娯楽品の素晴らしさを再認識しました。当時は拙作「ドラグーンアリーナ」の開発中盤でもありました。開発が楽しかったので、今後もゲーム制作を仕事にしていきたいな〜と漠然と思っていた時にそのような体験をしたので、これはもう絶対にゲームを作っていこうと決心したわけです。


「ドラグーンアリーナ」はソーシャルアプリでありながら、コンシューマRPGの楽しさや遊び方をソーシャルアプリの文法に落とし込んだ、当時何かと対立軸にあった両業界のゲームの両方の長所を取り入れた意欲作だったのですが、自分の力の及ばないところで色々あり、手が離れてそのままサービス終了となってしまいました。


その後、まぁこれも色々あって今年初めに大手ゲーム会社のプロデューサーの方にお会いした際に「あなたは絶対にゲームを作る仕事をしてください」というお言葉を頂いたので、そりゃもうやるしかねーな、ということで色々動いているところです。


思えばそれ以降、この2月3月はこれまでに無い密度で色んな人に会ったりお話したりで、なんだか生活が変わったなぁという感じはします。



と言うわけで、今年は自分の力が及ぶ範囲から色々とチャレンジしていきます。
ある意味、震災がキッカケで今の自分がいるわけで、人間万事塞翁が馬ですよ。


地元を含めた被災地は復興にはまだまだ遠く、自分が仙台に行く時に乗っていた電車なんかも全線復旧まであと3年かかるそうです。テレビでは報道しない、様々な問題も次々に噴出しています。
そんな中で、自分は今後の目標を見つけることができたんだから、そこは全力でやるのが地元や家族に対する貢献でもあるのかなぁなんて思いますですよ。



要は、やりたいことはやる!
ぐちゃぐちゃ愚痴ったり悲観したり悩んでる暇があったら、少しでも自分の納得がいくように動く! ということです。ぐへ。



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